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エンディング後の話。
なんとなく。
スコアの当て字を忘れたけど、いいや。
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「なあ、ジェイド。せっかく世界がスコアから解放されたんだ。法も少し変えてみようと思うんだが」
ピオニーが可愛がっているブウサギを撫でながら語り始める。
仕事から逃げるための時間稼ぎだろうと思いながらも、ジェイドは聞いてあげた。
「貴方が思いつくことなら、どうせ下らないことでしょう」
「俺なりに真剣に考えたんだぞ・・・同性同士の結婚も認めるってのは、どうだ?」
「却下します」
「うっ・・・即答するなよ。本気で言ってるのに」
「本気ならば、余計に認められませんね」
だから早く仕事に戻りなさい、と目で訴えかけてきている。
しかし、ピオニーは引かなかった。
「今までは決められた人生を歩んできただけだろ?本当に愛する者と過ごせずにいた民だっていたはずだ」
「ですが、同性同士の恋愛は何時の時代であろうと、万人に受け入れられるものではありません」
「それは個人の問題だ。嫌なら、見なければいい」
「・・・そのようなこと、国民の前では言わないで下さいよ。面倒が増えます」
ピオニーを殺める原因が増えるだけだからである。
だが、それでもピオニーは続けた。
「それに、俺達にだって利点はある」
「まさか貴方は私にプロポーズするつもりですか?」
「その通りだ」
断言した彼に、ジェイドは眩暈を覚えた。
「お断りします」
「待て待て。俺だって、お前を好いてはいるが、あくまでも親友としてだ」
「それなら、どうして貴方が私にプロポーズするんですか」
「その方が面倒が減るだろう?」
意味深な笑みに、ジェイドはようやく冷静になれた。
「お互い、結婚相手について干渉されなくなる。そういうことですか」
「そういうことだ。おまえも、まだ色々とあるんだろ?縁談が」
「貴方ほどではありませんがね」
納得した彼の答えをピオニーは待つ。
ジェイドは笑顔を浮かべた。
「ですが、それとこれとは別です」
「何でだ」
「私のプライドが許しません」
「・・・小さい男だな。そんなに同性愛者に見られるのが嫌か」
「貴方の伴侶になるのが嫌なんですよ」
ジェイドがピオニーに仕事へ戻るよう即す。
やっと彼は重い腰を上げた。
「仕方ない。ガイラルディアにも聞いてみるか」
「ですから、その案自体、却下すると言ってるんですが?」
(なんとなく。同性愛OKな法を作ったら、どうなるんだろうな。グランコクマは)
ゲーマーではあっても、ヲタクとは違う微妙な立ち位置。
P3・P4・テイルズ・その他で小話/小ネタをぼそりと呟こうかと思います。