完二と番長

この二人の組み合わせも、結構のほほんとしてるよなー。
ただの組み合わせだったらだけどさ。
ユーリとレイヴンの方と、どう内容が違うの？と聞かれたら、
基本は変わらないと答えます。

ちなみに、うちの番長は喋りません。


「暇っスね」

快晴の空の下。
昼休みの屋上。

「あ、別に、暇なのが悪いってことじゃなくて！」

完二が慌てて弁解する。
次の霧が発生するには、まだ時間がある。
いつもより早めに成すべきことを終わらせた彼らは、余った日々をのんびりと過ごしていた。

完二もそうだ。
彼らの活動のリーダーである先輩に誘われて、昼食を共にしていた。

「体が鈍りそうで・・・先輩、今日の放課後、テレビん中入りません？」

その答えの代わりに、彼は持参した手作りプリンを差し出した。
嬉しそうに完二は受け取り、一口食べる。
頬が緩んだ。

「美味いっスね」

そうして、今日も過ぎていく。




（番長に餌付けされてる完二はデフォですが何か？可愛いよね、完二も。いじりがいがある）